第
3
編
震災対策編
3 < 1.総則 > 第 1 節 被害想定
651
第1節
被害想定
1 基本方針
本市における大規模な地震災害の記録はなく、地質学的にも安定地域とされている。また、 『[新編]日本の活断層 分布図と資料』(活断層研究会編/(財)東京大学出版会発行)を見 ても市域内に活断層はない。
そこで、本節においては、平成 14 年3月に長野県が公表した『長野県地震対策基礎調査報告 書』のうち本市に関する被害想定結果の概略等を示すものとする。この地震対策基礎調査は、 平成7年に発生した兵庫県南部地震に起因する阪神・淡路大震災を教訓として、平成 12・13 年 度において実施したものである。
また、平成 23 年3月 11 日に発生した東北地方太平洋沖地震に代表されるプレート境界型地 震にも警戒が必要である。プレート境界型地震は、その発生のメカニズムから地震エネルギー が大きいため、震源から離れていても大きな被害を伴うこともある。このタイプの地震で市内 に被害がでるような地震として、東海地震が考えられるほか、最近では東海、東南海、南海地 震などが同時発生する南海トラフの巨大地震の発生についても懸念されている。
南海トラフの巨大地震については、震度分布、津波高、浸水域および被害想定等の推計結果 が、平成 24 年8月 29 日に内閣府より公表された。今後、経済被害等の推計や対策の全体像を とりまとめるとされているため、それらの内容を確認したうえで、本計画に反映する必要があ る。
2 想定地震
『長野県地震対策基礎調査報告書』における想定地震は、次の6つである。 ・糸魚川―静岡構造線(北部)の地震 小谷村~松本市
・糸魚川―静岡構造線(中部)の地震 安曇野市~富士見町 ・信濃川断層帯の地震 飯山市~長野市 ・伊那谷断層帯の地震 南箕輪村~阿智村 ・東海地震
・阿寺断層系の地震 王滝村~岐阜県
この中で、本市に最も影響を及ぼすと予測されているのは、「糸魚川―静岡構造線(中部) の地震」である。このため、以下、「糸魚川―静岡構造線(中部)の地震」についての想定結 果を中心に記述する。
糸魚川―静岡構造線(中部)の地震の断層諸元 諸元 内容 根拠 断層長さ
(L)
80km
マグニチュードから松田(1975)によ り算出
断層幅 (W)
17km 断層下端深さが深度 20km として設定 断層傾斜角度 90° 専門委員会の見解
3 < 1.総則 > 第 1 節 被害想定
652
地震モーメント(Mo)
2.0×10
27
dyne・cm
マグニチュードからTakemura et al. (1990)により算出
断層範囲
信濃坂断層~牛伏寺断層~釜無山断層群 (安曇野市~富士見町)
運動タイプ 横ずれ断層
地震波伝播速度(Vs) 3.5km/sec 地中岩盤の物性値 破壊伝播速度 2.5km/sec 0.72・Vs
破壊開始点 中央下端 県内全体に影響が大きくなる位置 破壊形態 一様破壊・同心円状
地震モーメント(Mo) 横ずれ断層
3 < 1.総則 > 第 1 節 被害想定
653
3 想定結果
市域においては、震度6弱~5弱と予測されている。震度6弱という大きな揺れが予測され ているのは、市の中心部である千曲川等の河川流域とその周辺の平地である。
(1) 予測震度
計測震度(500mメッシュ)
(2) 液状化危険度
3 < 1.総則 > 第 1 節 被害想定
654
(3) 被害想定結果
本想定地震における佐久市及び長野県全体の被害想定結果は、次のとおりである。 被害区分 被害項目 単位 佐久市 長野県全体 建物被害
木造
全 壊 棟 1,528 92,574 半 壊 棟 3,738 112,962 非木造
大 破 棟 50 13,351 中 破 棟 389 24,113 出火・延焼被害
出火件数 件 1 559 焼失棟数 棟 17 14,229 人的被害
死者 人 37 2,820 重傷者 人 118 4,356 軽傷者数 人 2,315 83,918 避難者 人 8,285 382,692 道路施設・構造物被害
橋梁 か所 2 83 盛土 か所 0 63 斜面 か所 27 961 上水道施設被害
配水管被害 か所 266 11,563 給水管被害 か所 975 80,866 断水世帯数 世帯 13,296 514,292 要復旧日数 日 11 ― 都市ガス施設被害
被害箇所数 か所 15 572 供給停止判断 ― 供給継続 ― 下水道施設被害
被害箇所数 か所 181 8,558 要応急復旧日数 日 1 ― 電力施設被害
支持物被害箇所数 か所 467 15,402 停電世帯数 世帯 8,121 217,726 要復旧日数 日 10 ― 通信施設(電話)被害
支持物被害箇所数 か所 41 4,008 地中ケーブル被害延長 km 0.48 47.00 機能支障回線数 回線 1,937 302,307 要復旧日数 日 8 ―
第
2
章
3 < 2.予防 > 第1節 地震に強いまちづくり
681
第
1
節
地震に強いまちづくり
(全部(全課)) 市内における構造物・施設等について、防災基本計画の基本的考え方を踏まえ、耐震性の確保 を図るとともに、地域の特性に配慮しつつ、建築物の安全性、ライフライン施設等の機能の確保 等、地震に強いまちづくりを行う。
1 地震に強い郷土づくり
(1) 総合的・広域的な計画の作成に際しては、地震災害から郷土及び住民の生命、身体、財産 を保護することについて十分配慮する。
(2) 基幹的な交通・通信施設等の整備に当たっては、各施設等の耐震設計やネットワークの充 実などにより耐震性の確保に努める。
(3) 地すべり、がけ崩れ防止などによる土砂災害対策の推進及び森林などの郷土保全機能の維 持推進を図るとともに、構造物、施設等の耐震性に十分配慮する。
2 地震に強いまちづくり
(1) 地震に強い都市構造の形成
ア 幹線道路、都市公園、河川など骨格的な基盤整備及び建築物や公共施設の耐震、不燃化 等により、地震に強い都市構造の形成を図る。
イ 不特定多数の者が利用する施設等における安全確保対策及び発災時の応急体制の整備を 強化する。
(2) 建築物等の安全化
ア 不特定多数の者が利用する建築物並びに学校及び医療機関等の応急対策上重要な建築物 について、耐震性の確保に特に配慮する。
特に、応急対策の拠点となる公共施設等の耐震化について、数値目標を設定するなど、 計画的かつ効果的な実施に努める。
イ 住宅をはじめとする建築物の耐震性の確保を促進するため、基準の遵守の指導等に努める。 ウ 既存建築物の耐震診断・耐震補強等を促進する施策を積極的に実施する。
エ 建築物の落下対策及びブロック塀等の安全化等を特定行政庁とともに図る。 (3) ライフライン施設等の機能の確保
ア ライフラインの被災は、安否確認、住民の避難、救命・救助等の応急対策活動などに支 障を与えるとともに避難生活環境の悪化等をもたらすことから、上下水道等の耐震性の確 保を図るとともに、系統多重化、拠点の分散、代替施設の整備等による代替性の確保を進 める。
イ 関係機関と密接な連携をとりつつ、ライフライン共同収容施設としての共同溝・電線共 同溝の整備を図る。
3 < 2.予防 > 第1節 地震に強いまちづくり
682
(4) 危険物施設等の安全確保
危険物施設等及び火災原因となるおそれのある物品を管理する施設やボイラー施設等の耐 震性の確保、緩衝地帯の整備及び防災訓練の積極的実施等を促進する。
(5) 自主防災組織の整備
震災時における出火防止、初期消火、避難救助、情報伝達等について効率的な災害応急活 動が確保されるよう、自主防災組織が未結成の地域に対しては、防災知識の普及啓発活動と 合わせて組織の結成への働きかけを行い、一層の防災体制の強化を図る。
(6) 災害応急対策等への備え
被災時の対応を迅速かつ円滑に行うための備えを平常時より十分行うとともに、職員、住 民個々の防災力の向上を図り、人的ネットワークの構築を図る。
3 液状化対策の推進
液状化現象は、地震の際に地盤の強度が低下し、液体のようになってしまう現象で、地震動 はそれほどでなくても、地盤の支持力がなくなって建物が傾いたり、地中の埋設管に浮力が働 いて埋設管が浮き上がるなどの被害が発生する。このため、防災上特に重要な施設の設置に当 たっては地盤改良等を行い、液状化の発生を防止する対策や液状化が発生した場合においても 施設の被害を最小限に防止する対策等を必要に応じて実施する。
(1) 法令遵守の指導
阪神・淡路大震災の事例をみても、現行の法令に適合した構造物の液状化被害は少ないこ とから、これまでと同様、耐震基準等に関する法令自体の遵守についての指導を特定行政庁 とともに行う。
(2) 地盤改良の推進
市街地再開発、産業用地の整備並びに地域開発等に当たっては、地盤改良等の推進を図る。 (3) 構造的対策の推進
防災上重要な基幹施設や地域の拠点施設で液状化の危険性の高い区域を中心に、構造物に ついては地盤改良や基礎工法による対策、地下埋設物については既存施設の技術的改良、新 設管の耐震化、管網のネットワーク化などの補強対策を実施する。
ア 施設の設置に当たっては、崩落、軟弱、液状化等による災害の発生を防止する対策を適 切に実施するほか、大規模開発に当たって十分な連絡・調整を図る。
3 < 2.予防 > 第2節~第 19 節
683
節 節 名 各 節 の 使 用 方 法 第2節 情報の収集・連絡体制計画 「第2編 風水害対策編」を使用し、
本文中の次の表記を読み替えて使用する。 ●「風水害」を「地震」及び「震災」に ●「風水害に対する安全性」を「耐震性」に 第3節 活動体制計画
第4節 広域相互応援計画 第5節 救助・救急・医療計画 第6節 消防活動計画
第7節 水防活動計画 第8節 要配慮者支援計画 第9節 緊急輸送計画 第 10 節 障害物の処理計画 第 11 節 避難収容活動計画
第 12 節 食料品等の備蓄・調達計画 第 13 節 給水計画
第 14 節 生活必需品の備蓄・調達計画 第 15 節 危険物施設等災害予防計画 第 16 節 ライフライン施設災害予防計画 第 17 節 災害広報計画
3 < 2.予防 > 第 20 節 建築物災害予防計画
684
第
20
節
建築物災害予防計画
(【公共施設】(施設管理所管課)【一般建築物】建設部(建築住宅課) 【文化財】社会教育部(文化振興課))
地震による建築物の被害を最小限に抑え、住民の生命、財産等を保護するため、建築物の耐震 性を確保し、安全性の向上を図る。
1 公共建築物
(1) 耐震診断及び耐震改修等の実施
公共建築物の中には災害発生後、応急対策活動の拠点ともなる建築物が多く、また、要配 慮者が利用する建築物も多いことから特に耐震性が要求される。これらの中には昭和 56 年 以前に建築された建築物もあり、今後、計画的に耐震診断を実施し、必要に応じて耐震改修 等を行う。また、地震による被害の軽減を図るため、緊急地震速報を有効に活用できる体制 を構築する。
(2) 防火管理者の設置
消防本部の指導により、建築物で消防法第8条の規定により定められた防火対象物につい ては、防火管理者を設置し、火災に備える。
(3) 緊急地震速報の活用
市が管理、運営する施設の管理者は、緊急地震速報を受信した際の対応行動について、あ らかじめ明確にしておくとともに、定期的に訓練を実施するよう努める。
2 一般建築物
昭和 56 年以前に建築された建築物は、比較的耐震性に乏しく、倒壊等のおそれがあるので、 「建築物の耐震改修の促進に関する法律」に基づき、耐震診断・耐震改修について特定行政庁 とともに必要な指導・助言等を行い、地震に対する安全性の向上を図る。また、地震保険や共 済制度は、地震等による被害者の生活の安定に寄与することを目的とした制度であり、被災者 の住宅再建にとって有効な手段であることから、市はそれらの制度の周知に努める。
3 落下物・ブロック塀等
建築物の外壁タイル、窓ガラス等の落下及びブロック塀等の倒壊に伴う人的、物的被害を防 止するため、落下物及びブロック塀等の安全対策について、住民に対する普及、啓発活動を特 定行政庁とともに行う。
4 文化財
文化財は、文化財保護法又は文化財保護条例等により、その重要なものを指定し保護するこ とになっている。これらは貴重な国民的財産であり、正しく次世代に継承していくことが必要 である。
市の指定文化財については、震災等の災害対策とともに防火対策に重点を置き、それぞれの 文化財の性質・形状及びその環境に応じて保全を図り、あわせて見学者の生命・身体の安全に も十分配慮する。
各種文化財の防災を中心とした保護対策は、次の事項を実施し、防災思想の普及、防災力の 強化等の徹底を図る。
3 < 2.予防 > 第 20 節 建築物災害予防計画
685
(2) 防災施設の設置促進とそれに対する助成を行う。
節 節 名 各 節 の 使 用 方 法 第 21 節 道路及び橋梁災害予防計画 「第2編 風水害対策編」を使用し、本文中
の次の表記を読み替えて使用する。 ●「風水害」を「地震」及び「震災」に ●「風水害に対する安全性」を「耐震性」に 第 22 節 河川施設等災害予防計画
3 < 2.予防 > 第 24 節 農林水産物災害予防計画
686
第
24
節
農林水産物災害予防計画
(経済部(農政課、耕地林務課)) 地震による農林水産関係の被害は、温室、畜舎、果樹支柱、養魚場等生産施設の損壊や立木の 倒壊、農産物集出荷貯蔵施設、製材施設、農林水産物処理加工施設等の損壊が予想されるととも に、施設被害に伴い、農林産物の減収や家畜・水産物の死亡被害なども予想される。そこで、予 防技術対策の充実、森林の整備、生産・流通・加工施設の安全性の確保等を推進する。
1 農水産物災害予防計画
(1) 農業改良普及センター、農協等と連携し、農水産業者等に対し、予防技術の周知徹底を図る。 (2) 生産施設等における補強工事の実施等、施設の安全性確保について周知する。また、新た
な施設の設置に当たっては、被害を最小限度にするための安全対策について指導する。 2 林産物災害予防計画
(1) 佐久市森林整備計画に基づき、健全な森林づくりを推進するとともに、県と連携をとって、 林産物生産、流通、加工現場において安全パトロールを実施する。
3 < 2.予防 > 第 25 節 積雪期の地震災害予防計画
687
第
25
節
積雪期の地震災害予防計画
(総務部(危機管理課) 経済部(観光交流推進課) 建設部(土木課)) 積雪期の地震は、他の季節の地震に比較して、より大きな被害を及ぼすことが予想されるため、 市及び防災関係機関は、除雪体制の強化、屋根雪処理等家屋倒壊の防止、避難体制の整備等、地 域の特性に配慮しつつ、総合的な雪に強いまちづくりを推進し、積雪期の地震被害の軽減を図る。 1 道路交通の確保
積雪期の地震においては、雪崩等が発生し、道路交通に支障が生じるおそれがあるため、市 及び関係機関は除雪機械及び要員の増強を図り、除雪体制の強化に努める。
(1) 市は、計画の定めるところにより除雪体制を整備し、地震時には、道路交通を緊急に確保 し、道路機能の確保を図る。
(2) 市は、住民に対して、住宅周辺等の自主的な除雪について呼びかける。
(3) 関係機関は、地震時の円滑な道路交通を確保するための除雪体制の整備を行うとともに、 降雪量・積雪量・気温等の気象状況や路面の状況を観測し、これらの情報を迅速かつ正確に 収集、伝達するための機器等の整備を行う。
(4) 地震時の高速道路の交通を確保するため除雪体制を整備するとともに、災害による交通規 制の状況の周知を図る。
(5) 住民は、地震時には通常の除雪を実施することが困難となることが想定されるため、住宅 の近く等については自力除雪あるいは圧雪による避難路の確保に努める。
2 鉄道運行の確保
特に積雪時の地震においては、雪崩等の発生により、公共交通網が混乱し、住民生活や地域 経済に大きな影響を与えることが予想されるため、鉄道会社は、排雪車両及び除雪機械等によ る除雪体制の強化、雪崩防止冊、流雪溝等の防融雪施設の整備充実、利用者に対する運行(遅 延)情報の提供体制の整備等、雪害に強い体制整備に努める。
3 雪害予防計画
積雪地帯で発生する雪害を防止するため、雪崩発生危険箇所における雪崩対策事業等を計画 的に実施する。
4 家屋倒壊の防止
建築基準法施行細則第9条で指定された多雪区域の建築物の所有者等に対し、建築物の安全 対策の推進について、周知及び指導を行う。
5 消防活動の確保
3 < 2.予防 > 第 25 節 積雪期の地震災害予防計画
688
6 避難場所及び避難路の確保
積雪時において地震が発生した場合においても住民が円滑に避難することができるよう避難 場所及び避難路の確保等を図る。
7 寒冷対策の推進
豪雪時は、積雪の影響による長期間の停電やライフラインの停止あるいは、雪崩災害などに より避難が必要となる場合がある。寒冷期間においては、避難施設において暖房が必要になる など、冬期の災害に対処できる備蓄等を整える。
8 スキー客等に対する対策
3 < 2.予防 > 第 26 節 二次災害の予防計画
689
第
26
節
二次災害の予防計画
(総務部(危機管理課)経済部(耕地林務課) 建設部(土木課・都市計画課・建築住宅課))
地震発生時に被害を最小限に抑えるためには、その後の余震、火災、降水等により発生が予想 される二次災害を防止することが重要である。有効な二次災害防止活動を行うためには、そのた めの日ごろからの対策及び活動が必要である。
1 建築物、構造物に係る二次災害予防対策 (1) 建築物関係
災害時において、被災建築物の余震等による倒壊等の危険から住民を守り、二次災害を防 止するため、県が認定した応急危険度判定士を受け入れる体制を整備する。
(2) 道路・橋梁関係
地震発生後の余震等による道路・橋梁等の被害を防ぐため、あらかじめ点検すべき箇所を 把握しておくとともに、施設の点検作業が速やかに実施できる体制を整備する。
2 危険物施設等に係る二次災害予防対策 (1) 危険物関係
消防法に定める危険物施設における地震発生時の二次災害の発生及び拡大を防止するため、 施設・設備の耐震性の確保、緩衝地帯の整備、防災応急対策用資機材の備蓄等を推進すると ともに、保安体制の強化も必要である。
ア 危険物事業所の管理責任者、防火管理者、危険物取扱者、危険物施設保安員等に対する 保安教育の実施
イ 立入検査の実施等指導の強化
ウ 防災応急対策用資機材等の整備についての指導 エ 自衛消防組織の強化についての指導
オ 近隣の危険物取扱事業所との協定の締結の促進等の指導 (2) その他
高圧ガス、液化石油ガス、毒物・劇物保管貯蔵施設、放射性物質使用施設等の二次災害予 防については、消防署と協力して、関係機関、住民等に対して指導徹底する。
3 河川施設の二次災害予防対策
地震により河川の堤防護岸等に衝撃が加わった後に、余震、降水等が加わった場合、河川施 設等に二次的な災害が発生する可能性があるため、現在工事中の箇所及び危険箇所等を把握す るとともに、今後、さらに河川施設の整備(耐震性の向上等)を進めていく必要がある。 4 山腹・斜面及び渓流並びに施設に係る二次災害予防対策
3 < 2.予防 > 第 26 節 二次災害の予防計画
690
災害危険箇所)をあらかじめ把握しておくとともに、緊急に点検実施できるよう体制を整えて おく。また、同時に、情報収集・警戒避難体制の整備も図る。
節 節 名 各 節 の 使 用 方 法 第 27 節 防災知識普及計画 「第2編 風水害対策編」を使用し、
本文中の次の表記を読み替えて使用する。 ●「風水害」を「地震」及び「震災」に ●「風水害に対する安全性」を「耐震性」 に
第 28 節 防災訓練計画
第 29 節 災害復旧・復興への備え 第 30 節
自主防災組織等の育成に関する 計画
□3 < 2.予防 > 第 33 節 震災対策に関する調査研究及び観測
691
第
33
節
震災対策に関する調査研究及び観測
(全部(全課)) 地震による災害は、その災害事象が広範かつ複雑であり、震災対策の推進においては、様々な 分野からの調査研究や観測を実施することが必要となる。
既に、国においても、地震予知研究をはじめ様々な研究が行われているところであるが、近年 の都市部への人口集中、建物の高層化、ライフライン施設への依存度の増大等災害要因は一層多 様化しているため、関係各機関においても科学的な調査研究を行い、総合的な地震対策の実施に 結びつけていくことが重要である。
1 地震に関する情報の収集
県による計測地震計が市役所内に設置され、庁内で震度が掌握できるようになっている。 市は、国、県が行う地質の調査、活断層の調査研究、観測施設の設置等に積極的に協力し、市 内の地震に関する情報の収集・整理等を推進し、データの累積に努める。
第
3
章
3 < 3.応急 > 第 1 節 非常参集職員の活動
751
第1節
非常参集職員の活動
(全部(全課)) 市は、市内に地震が発生した場合は、災害応急対策を迅速かつ強力に推進するため、法令及び 本計画の定めるところによってその活動体制に万全を期する。
この場合において、市は防災関係機関の協力を得て、組織をあげて災害応急対策活動に当たる ものとする。
1 活動体制
災害応急対策に対処するため、状況下に応じ以下の活動体制をとる。
活動体制 活動内容 活動期間 活動開始基準
災害対策 本部設置 警戒
一次体制
○総務部職員及び支所総務 税務係職員により、情報 収集・伝達を行う。 ○総務部長が必要と認めた
場合、部内職員及び支所 総務税務係職員による増 員を行う。
右の基準に該 当したときから 総務部長が配備 の必要がないと 認めたとき及び 他の体制に移行 したときまで。
○市域に震度3の地震 が発生したとき ○東海地震観測情報が
発表されたとき
なし
警戒 二次体制
○各部局連絡網の確認、情 報収集・伝達等を行う。 ○各部局が所管する施設、
危険箇所等の点検・パト ロールを行う。
○状況により、緊急部長会 議を招集する。
右の基準に該 当したときから 市長が配備の必 要がないと認め たとき及び他の 体制に移行した ときまで。
○市域に震度4の地震 が発生したとき ○警戒一次体制の状況
下で市長が必要と認 めたとき
非常体制 ○災害発生直前又は発生後 の体制で、警戒二次体制 を強化し、情報の収集を 行い、応急活動の準備を 整える。
○事態の推移に伴い、速や かに災害対策本部を設置 し、情報収集、水防、輸 送、医療、救護等の応急 対策活動が円滑に実施で きる体制とする。
右の基準に該 当したときか ら、警報等が解 除されたとき、 又は市長が配備 の必要がないと 認めたとき及び 他の体制に移行 したときまで。
○市域に震度5弱の地 震が発生したとき ○東海地震注意情報が
発表されたとき ○警戒二次体制の状況
下で市長が必要と認 めたとき
○その他市長が必要と 認めたとき
市長が必 要と認め たとき設 置
緊急体制 ○災害発生時の体制で、非 常体制を強化し、広域的 又は大規模な災害に対処 する体制とする。 ○東海地震に係る警戒宣言
が発表された体制で、地 震災害警戒本部を設置す る。
右の基準に該 当したときか ら、市長が配備 の必要がないと 認めたとき及び 他の体制に移行 したときまで。
○特別警報が発表され たとき
○市域に震度5強の地 震が発生したとき ○東海地震予知情報が
発表されたとき ○東海地震に係る警戒
宣言が発表されたと き
3 < 3.応急 > 第 1 節 非常参集職員の活動
752
活動体制 活動内容 活動期間 活動開始基準
災害対策 本部設置 緊急体制
○その他市長が必要と 認めたとき
自動的に 設置 全体体制 ○市の組織及び機能のすべ
てをあげて対処する体制 とし、各所属職員全員を 配備する。
○事態の推移により必要な 人員による体制を構築す る。
右の基準に該 当したときか ら、市長が配備 の必要がないと 認めたとき及び 他の体制に移行 したときまで。
○市域に震度6弱以上 の地震が発生したと き
○市全域にわたり大規 模な災害が発生した 場合で、市長が必要 と認めたとき
自動的に 設置
2 配備体制の決定及び配備指令の伝達 (1) 勤務時間内
ア 総務部危機管理課長は、地震情報、災害に関する情報等を入手したときは、直ちに総務 部長に報告する。
イ 総務部長は、危機管理課長の報告を受けたときは、市長又は副市長に報告するとともに、 関係部局長に対し、所属職員による情報収集・連絡活動を実施するよう通知する。また、 必要に応じて部長会議を開催し、事態の推移に対応できるようにする。
ウ 総務部長の報告を受けた市長又は副市長が必要と認めたとき、又は部長会議が必要と判 断し、市長又は副市長にその旨報告したときは、前記1に掲げるいずれかの配備体制をと る。
エ 市長又は副市長が配備を指示したときは、総務部長は関係部局長及び各支所長に配備指 令を伝達するとともに、庁内放送により職員に周知する。(後掲「配備指令発令様式」参 照)
オ 関係部局長及び各支所長は、配備指令に基づき所属職員に指示し、配備につかせる。
地 震 情 報
災 害 情 報 等
部 長 会 議
庶 務 課 長
市 長 又 は 副 市 長
総 務 部 長 関 係 部 局 長
関 係 課 長 所 属 職 員 関 係 部 局 長
①報告 ③通知
② 報 告
⑥ 指 示
④開催 ⑤状況報告
⑦配備指令
(注)自動発令基準に該当する地震が発生した場合、又は事態が緊急を要する場合等、 状況により④⑤の手続は行わないことがある。
3 < 3.応急 > 第 1 節 非常参集職員の活動
753
(2) 勤務時間外
ア 当直者は、地震情報、災害に関する情報等を入手したときは、直ちに総務部長及び危機 管理課長に報告する。
イ 総務部長(危機管理課長)は、当直者の報告を受けたときは、市長又は副市長に報告す るとともに、必要に応じて部長会議を開催するため、各部局長に登庁するよう電話等によ り連絡する。
ウ 総務部長(危機管理課長)の報告を受けた市長又は副市長が必要と認めたとき、又は部 長会議が必要と判断し、市長又は副市長にその旨報告したときは、前記1に掲げるいずれ かの配備体制をとる。
エ 市長又は副市長が配備を指示したときは、総務部長は関係部局長及び各支所長に配備指 令を電話等により伝達する。
オ 関係部局長及び各支所長は、配備指令に基づき所属職員に指示し、配備につかせる。
配備指令発令様式 危機管理課より、お知らせします。
①
1.○日○時○分、東海地震の警戒宣言が発表されました。 2.○○地域に、○○のため、○○発生のおそれがあります。 3.○○地区に、○○が発生しました。
このため、○日○時○分、
②
1.「警戒二次体制」が発令されました。指定職員は、直ちに参集し、災害応急対策活 動に従事してください。
2.「非常体制」が発令されました。指定職員は、直ちに参集し、災害応急対策活動に 従事してください。
3.「緊急体制」が発令されました。指定職員は、直ちに参集し、災害応急対策活動に 従事してください。
なお、災害に関する情報は、直ちに報告してください。
(注1)①は時刻、地域、地区、原因、災害の種類等について、具体的かつ簡潔に言うこと。 (注2)同じ内容を3回繰り返すこと。
地 震 情 報
災 害 情 報 等
部 長 会 議
庶 務 課 長
市 長 又 は 副 市 長
総 務 部 長 関 係 部 局 長
関 係 課 長 所 属 職 員 関 係 部 局 長
①報告 ③通知
② 報 告
⑥ 指 示
⑤状況報告
⑦配備指令
④ 開 催
(
登 庁
)
(注)自動発令基準に該当する地震が発生した場合、又は事態が緊急を要する場合等、
状況により④⑤の手続は行わないことがある。
3 < 3.応急 > 第 1 節 非常参集職員の活動
754
3 職員の参集
(1) 動員配備人員の一般的基準 部 課
警戒 一次体制
警戒 二次体制
非常体制 緊急体制 全体体制
総務部
危機管理課 4 6 全職員 全職員 全職員 総務課 0 2 6 全職員 全職員 秘書課 0 1 2 全職員 全職員 財政課 0 2 6 全職員 全職員 税務課 0 0 10 全職員 全職員 収税課 0 0 7 全職員 全職員 選挙管理委員会・監査
委員会事務局
0 0 1 全職員 全職員 企画部
企画課 0
2
1 9 全職員 広報情報課 1 3 6 全職員 契約課 0 1 4 全職員 市民
健康部
市民課 0
2
2
9(出張 所含む)
全職員 人権同和課 0 1 3 全職員 健康づくり推進課 0
2
2 7 全職員 国保医療課 0 1 6 職員 環境部
環境政策課 0
2
3 7 全職員 生活環境課 0 2 6 全職員 下水道課 0 2 4 全職員 全職員 新クリーンセンター・
斎場整備推進室
0 0 2 4 全職員 福祉部
福祉課 0
2
10 全職員 全職員 子育て支援課 0 2 7 全職員 保育所 0 園長 園長 全職員 高齢者福祉課 0 3 5 全職員 臼田学園 施設職員配置基準による 全職員
経済部
農政課
1
2 4 全職員 全職員 耕地林務課 2 全職員 全職員 全職員 商工振興課 0
2
2 全職員 全職員 観光交流推進課 0 4 全職員 全職員 佐久平交流センター管
理室
0
3 < 3.応急 > 第 1 節 非常参集職員の活動
755
部 課
警戒 一次体制
警戒 二次体制
非常体制 緊急体制 全体体制
建設部
土木課 1
6
全職員 全職員 全職員 道路建設課 0 全職員 全職員 全職員 都市計画課 0 全職員 全職員 全職員 都市開発室 0 全職員 全職員 全職員 公園緑地課 0 4 全職員 全職員 建築住宅課 0 5 全職員 全職員
地 域 局
地域整備室 0 1 3 全職員 全職員
各 支 所
総 務 税務班
総 務 税務係
1 1 2 全職員 全職員
市 民 福祉係
市民係 0 0
2
全職員 全職員 高齢者
児 童 福祉係
0 0 全職員 全職員 健 康
づくり 推進係
0
0
全職員 全職員 経 済
建 設 環境班
経 済 建 設 環境係
0 1 2 全職員 全職員 会計局 会計課 0 1 2 4 全職員 学 校
教育部
学校教育課 0
2
3 全職員 全職員 教育施設課 0 3 全職員 全職員 学校給食課 0 1 7 全職員 小中学校 学校職員配置基準による 全職員
社 会 教育部
生涯学習課 0
2
2 5 全職員 文化振興課 0 2 13 全職員 体育課 0 1 5 全職員 中央公民館 0 1 7 全職員 中央図書館 0 1 5 全職員 近代美術館 0 1 2 全職員 議会事務局 0 1 1 3 全職員
浅 間 総合病院
浅間総合病院 0
3 < 3.応急 > 第 1 節 非常参集職員の活動
756
(2) 職員の自主参集
ア 職員は日頃からテレビ、ラジオ等の災害関係情報に十分注意し、災害時はテレビやラジ オによる情報、周囲の状況から被害甚大と判断される場合、速やかに登庁するものとする。 イ 激甚な被害が発生し、電話等通信連絡が不能になっている場合、職員は情勢判断により、
自ら進んで災害対策本部の事務分掌につき、指示命令を受けるものとする。
ウ 各配備体制における配備指定職員は、市域において自動発令基準に該当する地震が発生 したことを覚知した場合には、配備指令がなくとも速やかに登庁するものとする。
エ すべての職員は、市域において震度6弱以上の地震が発生したことを覚知した場合には、 配備指令がなくとも速やかに登庁するものとする。
(3) 参集時の留意事項
参集時、職員は、次の点に留意する。
服 装 ・応急活動ができる服装とし、安全な靴、帽子又はヘルメット、手袋 携 行 品
・筆記具・携帯ライト・携帯ラジオ・タオル ・飲料水、食料・応急医薬品等
緊急措置
・参集途上において、火災の発生、又は人身事故に遭遇したときは、住民の 協力を求め、消火・救急・救助活動を行う。ただし、現場に消防職員が いるときは、その活動を引き継ぎ、市庁舎に直行する。
被害状況報告
・鉄道及び幹線道路等の状況 ・建物の倒壊、損傷の状況 ・火災の発生、消火活動の状況 ・被災者、救助活動の状況 ・ライフラインの状況
・農地、農作物、農業施設等の状況 4 佐久市災害対策本部の設置等
市長は、次の場合、災害対策基本法第23 条の2の規定により、佐久市災害対策本部を設置 する。
(1)災害が発生し又は発生するおそれがある場合で、市長が必要と認めるとき (2)市の地域に震度5強の地震が発生したとき
(3)東海地震予知情報が発表されたとき (4)東海地震に係る警戒宣言が発表されたとき
3 < 3.応急 > 第 2 節~第 23 節
節 節 名 各 節 の 使 用 方 法 第2節 災害情報の収集・連絡活動 「第2編 風水害対策編」を使用し、
本文中の次の表記を読み替えて使用する。 ●「風水害」を「地震」及び「震災」に ●「風水害に対する安全性」を「耐震性」に 第3節 広域相互応援活動
第4節 ヘリコプターの活用計画 第5節 自衛隊災害派遣要請計画 第6節 救助・救急・医療活動 第7節 消防活動
第8節 水防活動
第9節 要配慮者に対する応急活動 第 10 節 緊急輸送活動
第 11 節 障害物の処理活動 第 12 節 避難収容活動
第 13 節 食料品等の調達供給活動 第 14 節 飲料水の調達供給活動 第 15 節 生活必需品の調達供給活動 第 16 節 保健衛生、感染症予防活動 第 17 節 死体の捜索及び処置等の活動 第 18 節 廃棄物の処理活動
第 19 節
社会秩序の維持、物価安定等に 関する活動
第 20 節 危険物施設等応急活動 第 21 節 ライフライン施設応急活動 第 22 節 災害広報活動
第 23 節 土砂災害等応急活動
3 < 3.応急 > 第 24 節 建築物災害応急活動
781
第
24
節
建築物災害応急活動
(【公共施設】(施設管理所管課)【一般建築物】建設部(建築住宅課)【文化財】社会教育部(文化振興課))
地震により被害が生じた場合、建築物の所有者等は建築物内の利用者の安全を確保するために 避難誘導を行うとともに、速やかに被害状況を把握し、必要な措置を講ずる。また、緊急地震速 報を有効に活用し、被害の軽減を図る。
1 公共建築物
(1) 庁舎、社会福祉施設、医療機関、市営住宅、市立小・中学校等については、利用者の避難 誘導を行うとともに、速やかに被害状況を把握し、必要な措置を講ずる。
(2) 緊急地震速報を受信した場合は、来庁者に対し、慌てずに、身の安全を確保するよう誘導 するとともに、職員も周囲の状況に応じて、身の安全を確保する等必要な措置を講ずる。 (3) 被害状況により、応急危険度判定士の派遣要請を行う。
2 一般建築物
(1) 被害状況を把握し、危険防止のための必要な措置を講ずる。
(2) 被害状況により、応急危険度判定士の派遣要請を行うほか、県もしくは近隣市町村に対し て支援を求める。
3 文化財
(1) 災害が発生した場合、所有者又は管理者に対し、次の実施すべき対策について万全を期す よう指導する。
ア 見学者の避難誘導を行うとともに、被害状況の調査を行う。 イ 文化財の火災による焼失を防ぐための措置を行う。
ウ 災害の原因、被害の概況及び応急措置その他必要事項を調査し、市教育委員会へ報告し、 被害の状況に応じ、被害の拡大防止のための応急修理の措置を文化庁、県教育委員会、市 教育委員会の指導を受けて実施する。
3 < 3.応急 > 第 25 節~第 26 節
782
節 節 名 各 節 の 使 用 方 法 第 25 節 道路及び橋梁応急活動
「第2編 風水害対策編」を使用し、本文中の次 の表記を読み替えて使用する。
3 < 3.応急 > 第 27 節 二次災害防止活動
783
(総務部(危機管理課)経済部(耕地林務課)建設部(土木課・建築住宅課)) 地震発生時に、被害を最小限に抑えるためには、その後の余震、火災、降水等により発生が予 想される二次災害を防止するための活動が重要である。
1 建築物に係る二次災害防止対策
(1) 被災地において応急危険度判定士が、安全かつ迅速な判定作業が行えるよう次の事項につ いて実施する。
ア 応急危険度判定士の派遣要請
イ 応急危険度判定を要する建築物又は地区の選定 ウ 市内の被災地域への派遣手段の確保
エ 応急危険度判定士との連絡手段の確保
(2) 市長は、必要に応じ、倒壊等の危険のある建築物について立入禁止等の措置をとる。
被
災
地
佐
久
市
長
野
県 被害状況のとりまとめ 被害報告・判定士の派遣要請
判定士の派遣及び活動支援 判定士の派遣
2 道路及び橋梁等に係る二次災害防止対策
市域内の道路及び橋梁の被害について、速やかに県に報告し、各関係機関と連携を図りなが ら、交通規制等適切な措置を講ずるとともに、応急復旧を行う。
3 危険物施設等に係る二次災害防止対策 (1) 危険物関係
ア 避難誘導措置等
関係機関と連携して、危険区域住民の避難、誘導措置を実施するとともに、危険区域へ の人、車両の立入りを制限する。
イ 危険物施設の緊急使用停止命令等
市長は、災害防止等のため緊急の必要があると認められるときは、当該区域における危 険物施設の管理者等に対し、製造所等の一時停止等を命ずる。
ウ 災害発生時等における連絡
危険物施設において災害が発生し又は発生するおそれがある場合における適切な応急措 置を実施するとともに、緊急時の連絡体制を確立する。
3 < 3.応急 > 第 27 節 二次災害防止活動
784
エ 危険物施設の管理者等に対する指導
危険物施設の管理者、危険物保安統括管理者、危険物保安監督者及び危険物取扱者等に 対して、危険物施設の実態に応じた応急対策を実施するよう危険物施設の管理者等に対し て指導する。
(2) その他
高圧ガス、液化石油ガス、毒物・劇物保管貯蔵施設、放射性物質使用施設等の二次災害防 止活動については、消防署と協力して、関係機関、住民等に対して指導徹底する。
4 河川施設の二次災害防止対策
(1) 河川管理施設に二次的な災害の発生が考えられる場合は、特に工事中の箇所及び危険箇所 を重点的に巡視する。
(2) その結果、危険性が高いと判断された箇所については、関係機関や住民に周知を図る。 (3) 災害防止のため、応急工事を実施する。
(4) 災害発生のおそれがある場合は、速やかに適切な避難対策を実施する。 (5) 必要に応じて、水防活動を実施する。
5 山腹・斜面及び渓流並びに施設に係る二次災害防止対策
地震発生に伴い、地盤に緩みが生じた場合、その後の余震等により山腹・斜面の土砂崩壊、 地すべり及び渓流における土石流の発生などの危険性があり、これによる二次災害から住民を 守るための措置を講ずる。
3 < 3.応急 > 第 28 節 ため池災害応急活動
785
節 節 名 各 節 の 使 用 方 法 第 28 節 ため池災害応急活動
「第2編 風水害対策編」を使用し、本文中の 次の表記を読み替えて使用する。
3 < 3.応急 > 第 29 節 農林水産物災害応急活動
786
第
29
節
農林水産物災害応急活動
(経済部(農政課・耕地林務課)) 被害状況の早期・的確な把握に努め、農作物等被害の拡大防止のための栽培・管理技術指導の 徹底を図るとともに、農作物・森林の病害虫や家畜等の伝染性疾病の発生・まん延防止のための 防除、倒壊した立木等による二次災害防止のための除去を行う。
また、被災した農林水産物の生産、流通、加工施設等について、速やかな復旧に努める。 1 農産物災害応急対策
(1) 農業改良普及センター、農協等関係機関と連携をとり、被害状況の早期・的確な把握を行 い、その結果を佐久地方事務所に報告する。
(2) 農作物等被害の拡大防止、病害虫の発生防止に対する技術対策を農業改良普及センター、 農協等関係機関と連携をとり、速やかに農業者に次の事項を周知徹底する。
ア 市等が行う被害状況調査や応急復旧対策に協力するとともに、農作物等被害の拡大防止、 病害虫の発生防止対策。
イ 被災した生産施設、集出荷貯蔵施設等の速やかな復旧。 2 林産物災害応急対策
被災状況を調査し、その結果を佐久地方事務所に速やかに報告するとともに、応急復旧のた めの技術指導など必要な措置をとる。
3 水産物災害応急対策
3 < 3.応急 > 第 30 節 文教活動
787
第 30
節
文教活動
(福祉部(子育て支援課) 学校教育部(全課)) 保育園、幼稚園、小学校、中学校、(以下この節において「学校」という)は、多くの幼児及 び児童生徒を収容する施設であり、災害発生時においては、学校長及び園長の適切・迅速な指示 のもと、児童生徒等の安全及び教育を確保する必要がある。
このため、市は、あらかじめ定められた計画に基づき避難誘導活動に努めるとともに、速やか な応急教育の実施、被災した児童生徒等に対する教科書の供与等の措置を行う。
1 児童生徒等に対する避難誘導
学校長等は、地震発生時、建物、器物などの倒壊、破損、落下による危険を回避し、児童生 徒等の心理的動揺を防いで安全を確保するために、あらかじめ定めた計画及び次の事項に留意 し、適切な避難誘導措置をとる。
(1) 第一次避難場所への避難誘導
ア 被害状況を把握し、適切な緊急避難の指示を与え、児童生徒等を整然と速やかに、校庭 など指定した第一次避難場所へ誘導する。
イ 全校の児童生徒等の避難状況を正確に把握し、所在不明の児童生徒等がいる場合は、捜 索・救出に当たる。
(2) 広域避難場所への避難誘導
ア 第一次避難場所が危険になった場合、又は危険な状態が見込まれる場合は、市長の指定 する避難場所等、より安全な場所(広域避難場所)に児童生徒等を誘導する。
イ 保護者にはあらかじめ広域避難誘導場所を周知しておくとともに、学校等に連絡員を残 すか、避難先を掲示しておく。
ウ 広域避難場所に到着次第、速やかに児童生徒等の避難状況を把握し、所在不明の児童生 徒等がいる場合は、捜索・救出を本部に要請するとともに、避難状況を県教育委員会、市 及び関係機関に報告又は連絡する。
(3) 児童生徒等の帰宅、引き渡し、保護
ア 児童生徒等を帰宅させる場合、道路の状況、交通機関の運行状況、火災や崩落などの状 況を十分把握したうえで、児童生徒等の安全を配慮し、下校の方法を決定する。
イ 災害の状況によっては、教職員が引率して各地区まで集団で下校するか、保護者に直接 引き渡すなどの措置をとる。
ウ 災害の状況及び児童生徒等の状況により、帰宅させることが困難な場合は、学校等又は 避難所において保護する。
2 応急教育計画
3 < 3.応急 > 第 30 節 文教活動
788
ア 学校等施設・設備の確保
(ア) 学校等施設・設備に係る被害の状況を調査し、授業実施の具体策を立てて応急措置 を実施する。
(イ) 学校等施設・設備の被害の程度が大きく、残存施設・設備で授業実施困難な場合及 び避難所として施設を提供したため長期間利用できない施設が生じている場合には、 仮設校舎の建設や被災を免れた近隣の県立・市町村立学校等の施設、その他公共施設 の利用等について県教育委員会に依頼する。
イ 教職員の確保
災害により教職員に不足を来し、教育活動の継続に支障が生じている学校等がある場合、 教職員の確保について県教育委員会と協議する。
ウ 学校給食の確保
学校給食用物資の補給に支障を来しているときは、県教育委員会と連絡をとり、必要な 措置を講ずる。
また、災害の状況に応じ、学校給食用施設・設備の提供など、被災害者対策に可能な限 り協力する。
(2) 学校長等は、災害が発生した場合、あらかじめ定めた防災計画及び次の事項に留意して、 応急教育の円滑な実施を図る。
ア 被害状況の把握
児童生徒等、教職員及び施設・設備の被害状況を速やかに把握し、市教育委員会、市及 び関係機関へ報告又は連絡する。
イ 教職員の確保
災害の推移を把握するとともに教職員を掌握し、できるだけ早期に平常の教育に復する よう努め、教職員に不足を生じた場合は市教育委員会と連絡をとり、その確保に努める。 ウ 教育活動
(ア) 災害の状況に応じ、市教育委員会と連絡のうえ、臨時休校等適切な措置を講ずる。 この場合、できるだけ早く平常授業に戻すよう努め、その時期については早急に保護 者に連絡する。
(イ) 被災した児童生徒等を学校等に収容することが可能な場合は、収容して応急の教育 を行う。
(ウ) 避難所等に避難している児童生徒等については、地域ごとに教職員の分担を定め、 実情の把握に努め、指導に当たる。
(エ) 授業の再開時には、市及びその他関係者と緊密な連絡のもとに登下校の安全確保に 努めるとともに、健康・安全指導及び生徒指導に留意する。
エ 児童生徒等の健康管理
(ア) 必要に応じ、建物内外の清掃、飲料水の浄化、感染症の予防措置等保健衛生に関す る措置を講ずる。
3 < 3.応急 > 第 30 節 文教活動
789
オ 教育施設・設備の確保
(ア) 学校等施設の点検、安全確認を行い、危険箇所への立入禁止等の措置を行う。 (イ) 施設・設備に災害を受けた場合は、授業継続に利用できる残存教育施設・設備につ
いて調査し、校舎内外の整備復旧に努める。
(ウ) 残存施設・設備のみで授業を実施することが困難な場合及び避難所として施設を提 供したため、長期間利用できない施設が生じている場合には、仮設校舎の建設や被災 を免れた近隣の県立・市町村立学校等の施設、その他公共施設の利用を図り、授業の 実施に努める。
カ 学校給食の確保
学校給食用物資の補給に支障を来しているときは、市教育委員会と連絡をとり、必要な 措置を講ずる。
また、災害の状況に応じ、学校給食用施設・設備の提供など被災者対策に可能な限り協 力する。
3 教科書の供与等 (1) 教科書の供与
所管する学校における教科書の必要数量を把握し、調達及び配分を行う。市における調達 が困難なときは、教育事務所を経由して県教育委員会に調達の斡旋を依頼する。
(2) 就学援助
3 < 3.応急 > 第 31 節~第 35 節
788
節 節 名 各 節 の 使 用 方 法 第 31 節 飼養動物の保護対策
「第2編 風水害対策編」を使用し、本文中 の次の表記を読み替えて使用する。
●「風水害」を「地震」及び「震災」に ●「風水害に対する安全性」を「耐震性」に 第 32 節 ボランティアの受入れ体制
第 33 節 義援物資、義援金の受入れ体制 第 34 節 災害救助法の適用
第 35 節 観光地の災害応急対策
第
4
章
3 < 4.復旧・復興 > 第 1 節~第 6 節
節 節 名 各 節 の 使 用 方 法
第1節 復旧・復興の基本方針の決定 「第2編 風水害対策編」を使用し、本文中の 次の表記を読み替えて使用する。
●「風水害」を「地震」及び「震災」に ●「風水害に対する安全性」を「耐震性」に 第2節 迅速な現状復旧の進め方
第3節 計画的な復興 第4節 資金計画
第5節 被災者等の生活再建等の支援 第6節 被災中小企業等の復興
第5章
東海地震に関する
3 < 5.東海地震 > 第 1 節 総則
951
第1節
総
則
1 計画の目的
大規模地震対策特別措置法に基づき、東海地震に係る地震防災対策強化地域は、東海地震に 関連する情報及び警戒宣言が発せられた場合にとるべき対策を定め、当該地域における地震防 災体制を推進することが義務づけられている。
佐久市は強化地域の指定を受けていないが、その隣接地域として、強化地域と同様の体制を 確立することを目的とする。
2 東海地震注意情報に基づき政府が準備行動を行う旨の意思決定を行った場合の対応方針 市は、警戒宣言が発せられる前において、東海地震注意情報に基づき政府が準備行動を行う 旨の意思決定を行った場合、必要な準備的行動を実施する。
3 防災関係機関が地震防災応急対策として行う事務又は業務の大綱
3 < 5.東海地震 > 第 2 節 東海地震に関連する情報及び警戒宣言発令の活動体制
952
第2節
東海地震に関連する情報及び
警戒宣言発令時の活動体制
(全部(全課)) 警戒宣言発令時等の組織の整備、人員の確保により、予想される地震に対する防災応急対策を 円滑に実施する。
1 東海地震注意情報発表時の体制
市長は、東海地震に関連する調査情報(臨時)、東海地震注意情報が伝達されたときは、本編 第3章第1節「非常参集職員の活動」により警戒配備体制をとり、次の業務を行う。
(1) 地震予知情報等の収集、伝達及び防災対応等に関する広報 (2) 地震災害警戒本部設置の準備
(3) 地震防災応急対策の準備及び次の事項の実施 ア 警戒宣言が発せられた際の対応等の確認 イ 地震防災応急対策上必要な資機材等の確認 ウ 管理している施設の緊急点検
2 佐久市地震災害警戒本部
警戒宣言が発令されたときは、「佐久市地震災害警戒本部」を設置し、対策を実施する。 (1) 設置時期及び設置場所
設置の時期は、地震防災に関する警戒宣言が発令された時期とする。設置場所は、市役所 本庁舎市民ホールに置く。
(2) 所掌事務
おおむね次の事項を実施する。
ア 警戒宣言、地震予知情報の市民等への伝達及び地震防災上必要な情報の収集、伝達 イ 県への報告、要請など、県との地震防災活動の連携
ウ 消防(水防)団の配備等、災害が発生した場合の応急措置の基準 エ 消防・水防等の応急措置
オ 地震災害に備えた食料・医薬品等の確保 カ 区、自主防災組織等の防災活動の指導・連携 キ 火災、水害等の防除のための警戒
3 < 5.東海地震 > 第 3 節 情報収集伝達計画
953
第3節
情報収集伝達計画
(総務部(全課)) 警戒宣言が発せられた場合の対応措置を円滑に実施するため、警戒宣言の発令に関する情報等 を迅速、的確に伝達するとともに、住民に対する広報を実施する。
1 地震予知情報等の受理
警戒宣言、地震予知情報等は、県防災行政無線を用いて伝達される。
県から通知された地震予知情報等は、勤務時間内にあっては危機管理課長が受理し、勤務時 間外にあっては宿日直者が受理し、速やかに総務部長、危機管理課長に伝達し指示を受ける。 2 地震予知情報等の伝達
警戒宣言、地震予知情報及びその他の地震情報を収受したときは、直ちに全庁内、区長等に 伝達するとともに、住民に周知する。
(1) 情報の伝達 ア 伝達手段
(ア) 庁舎内においては、庁内放送
(イ) 支所等に対しては、FAX、県防災行政無線(衛星系) (ウ) 市民に対しては、次節「広報計画」による
イ 伝達内容
(ア) 地震予知情報等の内容 (イ) 措置すべき事項の概要 (ウ) 留意すべき情報の伝達方法等 (2) 収集・伝達すべき情報
収集あるいは伝達すべき主な情報の種類は次のとおり。 ア 避難の状況
イ 交通機関の運行及び道路交通の状況 ウ 防災関係機関の防災応急対策の実施状況 エ 情報の変容、流言等の状況
オ 避難の勧告・指示又は警戒区域の設定 カ 消防(水防)団員の配備命令
3 < 5.東海地震 > 第 3 節 情報収集伝達計画
954
「東海地震に関連する情報」の発表基準等 情報名称 情報の発表基準等 東海地震
予知情報
【発表基準】
東海地震が発生するおそれがあると認められた場合
(3箇所以上のひずみ計で有意な変化が観測され、前兆すべりによる ものと「判定会」が判断した場合等)
東海地震 注意情報
【発表基準】
東海地震の前兆現象の可能性が高まったと認められた場合
(2箇所のひずみ計で有意な変化が観測され、前兆すべりによる可能性 が高まったと「判定会」が判断した場合等)
東海地震に 関連する調査 情報(臨時)
【発表基準】
観測データに通常とは異なる変化が観測された場合 (1箇所のひずみ計で有意な変化が観測された場合等) 東海地震に
関連する調査 情報(定例)
【発表基準】
毎月の定例の「判定会」で調査が行われ、「東海地震」に直ちに結び つくような変化が観測されていないと判断された場合
3 < 5.東海地震 > 第 4 節 広報計画
955
第4節
広報計画
(総務部(危機管理課) 企画部(広報情報課)) 地震予知情報等の周知不徹底又は突然の警戒宣言発令時における人心の動揺、流言ひ語等の各 種混乱を防止し、住民をはじめ、区、自主防災組織等が的確な防災対策を行うために必要な広報 に努める。
1 主な広報事項
警戒宣言発令時において警戒本部を設置したときは、民心の安定及び防災活動上広報すべき 事項について、その文案、優先順位、広報主体をあらかじめ定め、迅速かつ適切に行う。 (1) 警戒宣言及び地震予知情報等
(2) 主な交通機関運行状況及び道路交通状況 (3) ライフラインに関する情報
(4) 事業者等がとるべき措置 (5) 家庭において実施すべき事項
(6) 自主防災組織に対する防災活動の要請 (7) 犯罪予防等のために住民のとるべき措置 (8) その他必要な事項
2 広報の手段
現在、本市において実施できる広報手段は次のとおりである。 (1) 防災行政無線(同報系)による広報
防災行政無線(同報系)により広報を行う。 (2) 有線放送よる広報
できるだけ簡潔な広報文を作成し、施設の管理者又は区長に依頼する。 (3) 広報車による広報
広報車両を活用し、やむを得ない場合には一般車両とハンドマイクを用いて行う。 (4) テレビ、ラジオを通じた広報
テレビ、ラジオを通じた広報は、県を通じて放送機関に要請することになっている。 なお、エフエム佐久平と佐久ケーブルテレビに対する放送要請については、「災害時にお ける放送の要請等に関する協定書」(資料5-22 参照)に基づき、市が要請する。 (5) インターネットによる広報
3 < 5.東海地震 > 第 4 節 広報計画
956
(6) 緊急速報メールによる広報
携帯電話会社各社が提供する緊急速報メールを活用する。 3 問い合わせ窓口の設置
3 < 5.東海地震 > 第 5 節 避難活動
957
第5節
避難活動
(総務部(危機管理課・税務課) 企画部(広報情報課) 福祉部(福祉課)学校教育部(学校教育課・教育 施設課) 経済部(耕地林務課) 建設部(土木課)社会教育部(生涯学習課・文化振興課・体育課・中央公民館)) 警戒宣言発令時に住民、旅行者等が安全に避難することができるように、避難の方法をあらか じめ定め、もって住民等の生命、身体を保護する。
1 避難の勧告・指示及び誘導 (1) 避難対象地区
警戒宣言発令時に、本部長(市長)が避難の勧告及び指示する地区は、急傾斜地接近地区 等災害の発生が予想される地区である。
(2) 勧告・指示の伝達方法
避難の勧告又は指示の伝達は、原則として区又は自主防災組織を通じて行う。 ア 区又は自主防災組織による方法
当該地区内の区長等に連絡し、区あるいは自主防災組織を通じて住民に伝達する。この とき、必要に応じて警察官、消防団員等にも協力を要請する。
イ 広報による方法
対象地区が広範囲にわたる場合や、災害が切迫している場合は、前節の「広報計画」に よるものとする。
(3) 住民等への指導
範囲、避難場所、避難路及び勧告又は指示の伝達方法等について十分徹底を図るものとする。 避難対象地区に避難の勧告又は指示を行う際、自主防災組織、住民及び関係者に対し、次 の指導を行う。
ア 防災用具、非常持出品及び食料の準備
イ 避難路の把握及び避難誘導、避難の際の携行品制限 ウ 避難場所の点検及び収容準備
エ 収容者の安全管理 オ 負傷者の救護準備
カ 重度障がい者、高齢者等介護を要する者の避難救護 2 警戒区域の設定
(1) 設定予定地域
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(2) 規制の実施内容及び方法
警戒区域設定に伴う退去及び立入禁止措置等の規制は、市職員・消防団員が広報巡回、ロ ープ張り、標識設置等により実施するとともに、警察官に協力を要請し、できる限り防犯・ 防火のためのパトロールを実施するよう努める。
3 避難活動
避難は、区、自主防災組織を単位とした集団避難を原則とする。 (1) 避難の開始時期
ア 警戒区域内
警戒宣言後、直ちに行う。 イ 警戒区域以外の避難対象地域
避難勧告・指示後、直ちに行う。 ウ 避難対象地域以外の地区
居住する建物の耐震性、地盤などの状況に応じて、住民が自主的に判断して避難する。 (2) 車両による避難
ア 避難に当たっては、徒歩を原則とする。ただし、次の地区については、市が県危機管理 室、警察署と協議のうえ、必要最小限の車両避難を認める地区としてあらかじめ指定し、 交通管理に支障のないよう調整をしておく。
(ア) 山間地等で、避難地までの距離がおおむね4㎞以上離れている地区 (イ) 徒歩による速やかな避難が著しく困難な地区
イ 要配慮者関連施設の収容者及び徒歩避難困難者の避難に当たり、車両による移送が必要 な場合は、施設管理者及び徒歩避難困難者の家族等と連絡調整のうえ、車両の手配等を行 う。
(3) 屋内避難
ア 警戒宣言発令時における避難は、屋外を原則とするが、高齢者、傷病者、幼児等の要配 慮者で在宅の者及びその介護等に必要な付添者については、「東海地震の防災対策強化地 域に係る屋内避難施設の選定及び安全確保のための指針」の基準を満たす避難施設の選定 が可能な場合は、必要に応じて屋内避難の対象とする。
イ 屋内避難が可能な施設の収容力が屋内避難対象者に対して不足する場合には、避難対象 地域外の知人・親戚宅等への避難を含め、要配慮者に配慮した対策を講ずる。
(4) 要配慮者の避難対策
市は、避難対象地域内の要配慮者関連施設の有無を確認し、これらの施設が所在している 場合は、下記事項に留意しつつ避難方法等を調整しておくものとする。